産後の肥立ちを健康にするために気をつけたいこと

産後の肥立ちを健康にするために気をつけたいこと


「産後の肥立ち」という言葉をご存知ですか?昔から、産後すぐの期間は体をしっかり休めることが大切だといわれていて、この時期に無理をすると後々体調不良の原因になると考えられてきました。
現代では「産褥期」という言い方をし、産後女性の健康維持の大切さが重要視されています。

「産後の肥立ち」ってどんなもの?

一昔前まで、「産後の肥立ちが良い・悪い」という言い方をしていました。産後の肥立ちが良い女性はその後も健康に過ごせる、産後の肥立ちが悪い女性は場合によっては短命になってしまう、などどいう考え方があり、若干迷信めいた考え方に聞こえますね。
しかし、「産後の肥立ち」というのは非常に重要で、近年では「産後の肥立ちを良くする」ことが産後女性の健康には欠かせないということがわかっています。
「産後の肥立ちが良い」というのは具体的にいうと、出産で傷ついた体を癒し、栄養バランスの良い食事と衛生的な環境で心身ともにしっかり回復させるということです。例えば里帰り出産が挙げられます。
女性が産後しばらくは実家に帰り、家族の協力の下、自身の体力回復と赤ちゃんのお世話に専念するのです。食事や身の回りのことは家族にやってもらうなどして、産後女性はできるだけ安静に過ごします。産後1ヶ月ほど経って体に問題がなければ、「床上げ」をして徐々に日常生活に戻していくのです。

近年では核家族化や産院のサービス充実に伴い、産後すぐに日常生活に戻る女性が少なくありません。自分では「体調が良い」と思って体を動かしてしまうのですが、骨盤がしっかり閉じていなかったり、歪みが生じて血流が悪くなったりしていることもあります。
一見何も問題ないように見えても、時間が経つうちに思わぬ体調不良を招くこともありますので、注意が必要なのです。

「産後の肥立ち」で重要なポイント

「産後の肥立ち」を健康にするために大切なポイントは3つあります。1つは休養、2つ目は食事、3つ目は周囲の協力です。1つ目の休養は、最も重要なポイントです。産後はとにかく心身を休め、出産で大きく変わった環境に順応していくことが大切だからです。入院中はもちろん、退院して自宅に戻ってからも、空いた時間があればとにかく休むことが肝心です。
このときスマートフォンやパソコンを使う人も多いのですが、できれば電子機器類は使わないようにしましょう。目を使うと血液を大量に必要とするので貧血になりやすく、画面から発せられるブルーライトで自立神経が興奮状態になってしまうため、体が休まらなくなってしまうのです。

2つ目の食事は、栄養価が高くバランスの良い食事を心がけることです。
基本は和食中心にし、薄味で脂質・糖質を少なめにするのがポイントです。野菜を多く摂るよう心がけましょう。特に根菜類や海藻類、きのこ類は積極的に取りたい食材です。

3つ目の周囲の協力というのは、夫や両親はもちろんのこと、友人やママ友などできるだけ多くに人に協力してもらうことです。
育児を自分一人で抱え込まず、ちょっと「つらいな」と感じたときはすぐにSOSを出せるようにしておくのです。
体や心の不調を感じたら、すぐに専門医を受診することも大切です。早めに対策を取ることで体調不良を予防・改善できるケースも多いので、不安なときや困ったときは積極的に周囲の人に手伝ってもらうようにしましょう。

「産後の肥立ち」を健康にするために、以上の3つのポイントをぜひ覚えておいてくださいね。
妊娠中の体調管理に気を配る人は多いのですが、産後は自分のことを後回しにしてしまう人も非常に多くいます。しかし、産後こそ自分の体を大切にしてあげるべき時期だということを、ぜひ意識してみてください。

参照サイト

実は出産より大変? 心と体の「産後ケア」とは | ガジェット通信